俺とプログラミング

某IT企業でエンジニアをしてます。このブログではプログラミングに関わることを幅広く発信します。

Pythonの隠れマルコフモデルライブラリGHMMのインストール

Python隠れマルコフモデル(Hidden Markob Model)ライブラリである、GHMMのインストールとその使いかたについて紹介します。私の環境はUbuntuです。


GHMMのホームページ : ghmm.org

まずは依存するライブラリ群をインストールします。

$ sudo apt-get update 
$ sudo apt-get install build-essential automake autoconf libtool
$ sudo apt-get install python-dev
$ sudo apt-get install libxml++2.6-dev
$ sudo apt-get install swig

GHMMが公開されているレポジトリSubversionでバージョン管理されているので、まずはSubversionをインストールします。

$ sudo apt-get install subversion

次に、Subversion上にあるレポジトリを以下のコマンドでダウンロードします。

$ svn checkout svn://svn.code.sf.net/p/ghmm/code/trunk/ghmm ghmm 

最後に以下のコマンドでインストールを完了します。

$ cd ghmm
$ sh autogen.sh
$ sudo ./configure
$ sudo make
$ sudo make install
$ sudo ldconfig

と、ここまでが公式ホームページに載っているインストールの方法ですが、実際は./configureを実行すると、エラーメッセージが表示されます。
どうやら日本語フォントのせいで発生するようです。これに対応するには、
~/ghmm/ghmmwrapper/setup.py を編集します。
下記の一文をsetup.pyの2行目に挿入してから、./configureを実行します。

#-*-coding:utf-8-*- 


最後に動作確認です。
pythonコンソールを開き、

import ghmm
help('ghmm')

を実行してエラーがでなければ、インストール完了です。helpコマンドでドキュメントが見られます。

GHMMの簡単な使い方については以下の記事を参考にしてください。


パターン認識と機械学習 上
パターン認識と機械学習 下 (ベイズ理論による統計的予測)

Copyright © 2016 ttlg All Rights Reserved.